新型コロナウイルスの感染拡大を受け、二宮町は7月29日、子育て世帯に1万円の商品券支給や、町立小中学校の給食費の無料化などを盛り込んだ総額約2億1千万円の感染症緊急対策を発表した。4日開会の町議会臨時会に2020年度一般会計補正予算案を提出する。
商品券支給は子育て世帯の負担軽減を狙い、0歳~中学生の子どもがいる町内の約2千世帯に対し、子ども1人当たり500円券20枚を郵送する。商品券は町商店連合協同組合が発行し、町内約100店舗で利用できる。事業費として約3300万円を計上した。
給食費は小中学校の児童・生徒約1800人分の9~12月の計約4千万円分を無償化する。このほか、4月28日から12月31日までに母子健康手帳が交付された妊婦約200人に対して一律5万円を支給する。