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ヘリ不時着事故:ケネディ大使来県も謝罪の言葉はなし/神奈川

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2013年12月18日(水) 00:11

キャロライン・ケネディ駐日米大使が17日、県と横須賀市を訪問し、在日米海軍厚木基地のヘリコプターが三浦市に不時着、横転した事故などに関し両首長と会談した。事故の再発防止と原因究明について日本側に情報提供する姿勢を示したものの、謝罪の言葉はなかったという。

ケネディ氏は在日米海軍横須賀基地の視察後、横須賀市役所で吉田雄人市長と会談。市長が16日に起きた事故の再発防止や原因究明の情報提供を求めたのに対し、ケネディ氏は「もちろん、そういったことに応えていく」との見解を示した。

一方、県庁でケネディ氏と会談した黒岩祐治知事によると、知事は会談の冒頭で事故に触れ、「県民は(米軍機などの)騒音に悩まされており、事故があったことで大変不安に感じている」と述べ、再発防止の徹底と早期の原因究明を同様に求めた。ケネディ氏は、事故で負傷した乗組員が県内の病院で治療を受けたことに対する感謝の意を示したものの、謝罪や再発防止策の説明はなかったという。

知事は会談後、謝罪がなかったことへの所感を記者団から問われ、「謝罪を求めるべきかもしれないが、会談で『謝罪してください』というのも変。病院の治療に対する感謝にそうしたことも含まれていると私は解釈した」と述べた。

また「実りの多い会談だった。日米同盟を維持する上でいかに神奈川が重要な役割を果たしているかを共有できた」と強調。「たまたま不時着事故が起きた。いろんな波紋があることを生々しく実感していただいたことも、逆に良かったのかもしれない」とも述べた。

ケネディ氏の県内訪問は着任後初めて。来県日程は事故前から予定されていた。

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