平塚市議会12月定例会は10日、4氏が総括質問を行った。市は、不祥事が相次いだことから新たに策定した「市職員コンプライアンス推進指針」について説明。不適切な土地購入問題を招いた落合克宏市長は、特別職のため指針の対象外とした。端文昭氏(湘南フォーラム)の質問に答えた。
指針策定は、ひき逃げ事件による懲戒免職、生活保護費支給をめぐる戒告処分など、職員の不祥事が続いたことを受けた。「服務規律を遵守(じゅんしゅ)し、高い倫理観を持って公務に取り組みます」「情報の適正な取り扱いと管理を徹底します」など4項目で各課に掲示した。各項目について解説した手引(A4判、4ページ)も作成した。
手引では「勤務時間外であっても、市民の信頼を損なうような行動は厳に慎むこと」「市民の疑惑を招くような行為は絶対にしないこと」など行動倫理を細かく指示している。
同日の総括質問では、落合市長の土地購入問題が指針に抵触するかが問われた。市は、指針の対象は一般職員であり、市長は対象外と説明した。
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