川崎市交通局は4日、バスの扉を開けたまま発車した上、乗客とトラブルを起こしたとして男性運転手(51)を停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。
同局安全指導課によると、男性運転手は8月2日午前0時半ごろ、溝口駅南口から鷲ケ峰営業所行きの市バスを運転し、前扉が開いたまま発車。乗客から指摘を受け、数メートル走行後、停車したが、乗客に謝罪せずに釈明を続けたため乗客の一人と口論となった。駆けつけた警察官の仲裁で、約30分後に運行再開したという。最終バスだったため、満員状態の約75人が乗っていた。
同課は「市民の信頼を大きく損ない、他の職員への影響も大きい。責任は極めて重大」などとしている。
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