民主党県連元幹事長の吉田大成県議(43)=川崎市麻生区=が離党届を提出したことが14日、関係者の話で分かった。任期満了に伴う川崎市長選(10月13日告示、27日投開票)の推薦候補者選定をめぐる党との意見の違いから、離党の意思を固めたという。
川崎市長選をめぐっては、民主党川崎市総支部協議会(会長・笠浩史衆院議員)が今月7日、元川崎市財政局長の秀嶋善雄氏を党推薦候補とするよう県連に申請することを決めた。
関係者によると、この際に吉田氏は秀嶋氏の推薦に反対し、党が独自候補を擁立できなかったことから自主投票とするよう提案していたという。
吉田氏は、みんなの党の松沢成文参院議員が衆院議員在任中に秘書を務めた経験がある。同市長選では、同じく松沢氏の秘書だった元県議の福田紀彦氏が立候補を予定しており、松沢氏が支援を表明。
関係者によると、吉田氏も福田氏を支援する意向を示しているという。吉田氏は自身のブログで福田氏を「盟友」と表現している。
吉田氏は川崎市出身で、東洋大卒。1999年の県議選で初当選し、現在4期目。
【】