民主党県連(金子洋一県連代表)は3日、常任幹事会を開き、次期衆院選の候補となる県内の小選挙区総支部長を選び直す方針を確認した。現職が総支部長を務めている9区と16区以外の計16の総支部が対象となり、各総支部と県連が協議して党本部に上申する総支部長候補をあらためて決めていく。
海江田万里代表が進める党改革の一環としての対応。党本部が近く決める選考基準に基づき、作業を進める予定。衆院選での惜敗率や、7月の参院選での貢献度なども判断材料になるとみられる。
現在、同党の総支部長は1、15、18区で不在。現職が総支部長を務めている9、16区以外の13の総支部は、昨年12月の衆院選で落選した候補者を暫定的に総支部長に充ててきた。7月の参院選での票の掘り起こしを目的に総支部長の任期を延長し、活動費として月額50万円を支給してきた。
総支部長を選び直すことになる総支部では、いったん10月1日付で金子県連代表を暫定総支部長に充て、現在の総支部長は総支部の別の役職に異動させる。選考作業で落選議員が再び選ばれることもあるが、差し替えとなる可能性もある。
常任幹事会終了後、滝田孝徳幹事長は「地元の地方議員や党員と一致して推せる人を出さなくてはいけない。そのためにゼロベースにして作業を進める」と話している。
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