外国籍の市民に市政情報を分かりやすく伝えようと、茅ケ崎市は6月から、スマートフォンなどで利用できる多言語対応アプリを活用した広報紙「広報ちがさき」の配信サービスを開始した。同様のサービスは、平塚市などに続き県内4例目という。
導入した多言語対応アプリ「Catalog Pocket」(カタログポケット)は、広報紙と同じ内容の情報を日本語をはじめ英語、中国語、韓国語、スペイン語など10言語で発信できる。日本語で作成した電子データをアップロードすると自動的に翻訳される。読み上げ機能を使うと、読みたい部分だけ選択し記事の内容を聞くこともできる。
幅広い世代の利用を念頭に、文字の形が分かりやすく視認性、デザイン性に優れた「ユニバーサルデザインフォント」にも対応している。
同市の外国籍市民は約2千人。同市は「新型コロナウイルス関連など生活に必要な情報をいつでもどこでも入手できるよう、市が発行するさまざまな紙媒体の情報などを発信していく」としている。
スマホやタブレット端末にカタログポケットをインストールすると利用できる。閲覧無料。