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新体操など一流選手を地域で育てる 横須賀で専門家が無料指導

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2016年11月7日(月) 11:44

開講式で、横須賀市体育協会関係者の話に聞き入る子どもら=市総合体育会館
開講式で、横須賀市体育協会関係者の話に聞き入る子どもら=市総合体育会館

 地元育ちのトップアスリート輩出を目指し、横須賀市体育協会が独自にジュニア育成の取り組みを始めた。五輪種目のうち小中学生年代の競技人口が少ないとされる4種目(レスリング、ライフル射撃、新体操、セーリング)に限定した「アカデミー」を開講。市内施設で約1年半、専門家の無料指導を受けられる手厚いサポート態勢を整え、競技の裾野拡大や世界で活躍できる選手の発掘に努める。)

 1日夜の開講式には1期生約30人が出席。市体協の竹内英明会長は「アカデミーは、頑張っている子たちをバックアップしたいと始まった。このチャンスを有効に使ってほしい」と激励した。

 アカデミーは、2020年の東京五輪・パラリンピック決定を機に計画。対象を市内在住・在学の小学6年生と中学1年生に絞り、既に4種目のいずれかに関心のある児童や、中学で希望する部活動と巡り合えなかった生徒の受け皿とする考え。競技歴は問わず、全国大会のほか五輪などの国際大会で活躍したいという夢を持つ子どもたちを応援する。

 4種目は、いずれも市中学校体育連盟の種目には含まれておらず、学校体育分野とのすみ分けも明確だ。市体協は「横須賀ならではの競技を選んだ」とし、市内に練習環境が整うライフル射撃やセーリングと、指導陣が充実するレスリングや新体操で強化を進める。

 1期生の受講期間は今月から18年3月末まで。種目ごとに週1、2回程度の練習に参加してもらい、技術指導や専門家によるスポーツ学習プログラムも用意。早い段階から競技の醍醐味(だいごみ)に触れ、高校の部活動選択などに生かしてもらう。

 津藤一冴君(11)=粟田小6年=は市営射撃場(同市神明町)で体験したことがあるライフル射撃を選択し、「いつか世界選手権で優勝したい」。吉田沙保里選手にあこがれてレスリングに挑戦する高橋志奈さん(11)=城北小6年=は「オリンピックで伊調馨選手が4連覇をしたので、その記録を超えられる選手になりたい」と意気込んだ。

 
 

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