県とそごう・西武(東京都)は、スマートフォン用アプリ「マイME-BYO(未病)カルテ」と連携する新たなアプリ「beauty24」を配信すると発表した。県民の未病改善に向け、産官協同で取り組む。
iPhone(アイフォーン)などの米アップルのOS「iOS」向けに、11月1日から配信。身長や体重などの健康診断データを入力して健康年齢を算出するほか、スマートフォンのカメラを使い、交感神経と副交感神経のバランスを測定。そごう横浜店(横浜市西区)の「ソゴウキレイステーション」で行う肌解析の結果も閲覧できる。「beauty24」に登録した情報は、「マイME-BYOカルテ」のデータベースに送られる。
2019年3月には、食事記録や睡眠測定の機能を追加。同年9月に、有料版を開始する予定。20年3月以降に、「マイME-BYOカルテ」との双方向連携やAndroid(アンドロイド)版を配信する見通し。21年3月時点で、40万ダウンロードを目指す。同店の利用客や同社、セブン&アイ・ホールディングスのグループ内従業員への普及を進める。
そごう・西武の林拓二代表取締役社長は「県が力を入れる未病改善を手伝うことは、ブランドイメージを高めるチャンスと捉えている」と連携の意義を語った。