中井町の魅力を体感できる秋の恒例イベント「美・緑なかいフェスティバル」が14日、中井中央公園(同町比奈窪)で開かれた。20回目となった今年は「なかい誕生110年」も記念し、規模を拡大。町を挙げて来場者をもてなした。
今年は中村と井ノ口村が1908(明治41)年に合併し、中井村が誕生してから110年、町制施行からは60年の節目に当たる。
フェスティバルは町最大のイベントで、例年、町の人口(約9500人)を上回る1万人以上が訪れるという。メイン会場の星槎中井スタジアムを中心に、町内外の企業・団体による約150以上のブースがずらりと並んだ。
町のブランド「なかいの逸品、太鼓判!」認定の特産品や農産物、飲食や手工芸品の販売をはじめ、ダンスや吹奏楽など地元文化団体のステージ発表もあり、大勢の来場者が楽しんでいた。
活性化の一環として町が中央公園内に設置した「ピザ釜」では、町商工振興会が地元産野菜を具材にしたピザを販売、行列のできる人気ぶりだった。同振興会スタッフは「周知はこれからだが活性化に活用していきたい」と意気込んでいた。