相模原市は9日から、市の施設などを対象にネーミングライツ(命名権)の提案を企業などから募集する事前相談の受け付けを始める。市側からネーミングライツの期間や金額などを提示せず、希望企業側から提案してもらう「提案型」で行う。
対象は市の施設全般にわたるが、市役所・区役所の庁舎、まちづくりセンター、連絡所、既にネーミングライツ導入中の施設は対象外。また、総合体育館、総合水泳場(さがみはらグリーンプール)、横断歩道橋は別途募集するため、今回の募集から除いている。
市では市民健康文化センター、相模原市民会館、相模原南市民ホール、杜のホールはしもと、小田急相模原駅文化交流プラザ(おださがプラザ)、城山文化ホール(もみじホール城山)を重点的に募集する、としている。施設だけでなく、イベントも対象とする。
同市のネーミングライツは新たな財源確保のため2011年度から導入が始まり、昨年度までに10施設、契約金額は累計で1億6453万円に上るという。
申し込みには事前相談が必要。11月30日まで事前相談を実施し、提案書類の提出期限は12月7日。詳細は市のホームページに掲載。問い合わせは、市企画政策課電話042(769)8203。