川崎市は本年度、女性の活躍を推進している中小企業の認証制度「かわさき☆えるぼし」をスタートする。女性が働きやすい職場づくりに取り組んでいる企業をモデル企業として紹介するほか、公共調達での受注機会の拡大などを推進し、取り組みを広げていく考えだ。
「える」は「Lady(女性)」や「Labor(労働)」から取った。国が認定する「えるぼし」制度は、中小企業にとって基準が厳しく、ハードルが高いため、市が独自に基準を設けて認証することにした。ノー残業デーの実施など長時間労働の是正、過去3年間で管理職に占める女性の割合が増加している-など、8項目で判断する。認証期間は2年間(更新可能)。対象は、常時雇用従業員が300人以下で、市内に事業所や事務所がある企業、社会福祉法人、財団法人、NPO法人など。
市人権・男女共同参画室は「働きやすい職場をつくるための循環が生まれれば」と期待している。本年度の募集は11月15日までで、本年度中に審査、認証予定。市は制度の説明会を9月25日と10月11日に川崎駅近くで行う。問い合わせは、同室電話044(200)2300。