茅ケ崎市は4日、市内を流れる赤羽根雨水幹線(同市高田2丁目)で魚約千匹が死んでいるのが見つかった、と発表した。原因は不明だが、河川から高濃度の塩素が検出されたという。
同市環境保全課によると、3日午後2時すぎ、近くの住民から「魚が大量に死んでいる」と市に連絡があった。調査した結果、同幹線約900メートルにわたって、アユやフナ、コイなどが死んでいた。
同課が計8カ所で水質を調査したところ、魚が死んでいた付近で、1リットル当たり1ミリグラムの遊離残留塩素が確認された。
同課は、アユは0・2ミリグラム以上で死ぬとの情報があることから「大量死の原因は塩素と考えられる」と説明。ただ塩素が流入した原因は特定できていないという。