
南足柄市の加藤修平市長は3日の会見で、エアコンが未設置の市立小学校5校の普通教室に、来年6月末をめどにエアコンを設置する考えを示した。2018年度の補正予算案での対応を検討しているという。
市は小学校のトイレの快適化を優先し、エアコンは20年度以降の年次計画で進める予定だった。
前倒した理由について、市長は「異常な猛暑は来年度以降も想定される。子どもたちの健康と命を守る強い思いからだ」と強調した。
市によると、公立の幼稚園、小中学校のエアコンの設置状況は、小学校6校のうち、福沢小は15年度の増築工事に合わせ、普通教室に設置。中学校3校の普通教室は14年度に終えた。幼稚園5園の年少クラスは、17年度に篤志家からの指定寄付を活用し、ことし8月末までに完了。年長クラスは小学校5校と同様、来年6月末をめどに設置する方針。