
2019年8月に横浜市で開催される「第7回アフリカ開発会議(TICAD)」に向け、官民が協力する推進協議会の設立総会が23日、同市西区のホテルで開かれた。会長を務める林文子市長をはじめ、黒岩祐治知事、地元経済界、国会議員、県議、日本アフリカ友好横浜市会議員連盟など関係者約70人が出席。情報共有を図り、協力体制を築くことを確認した。
林市長は、同市で開催した過去2回(08、13年)のTICADについて「大変実り多いものだった。横浜はアフリカに一番近い都市だと言っていただいている」と強調。「改めて緊張感を持ち、オール横浜で準備に万全を期したい」と協力を呼び掛けた。
第7回TICADは19年8月28~30日の開催。市は日本政府と連携、会場との連絡や市民向け広報といった開催支援を担う。
市は今回のテーマを「アフリカと横浜、あふれる力でともに未来へ」と設定。会議開催を機に、国際技術協力の拡大やビジネス支援強化、市民交流の充実などに一層力を注ぐとしている。機運の盛り上げに向け、企業・団体などに対し、アフリカにちなんだイベントを募集している。