神奈川県町村会(会長・冨田幸宏湯河原町長)は21日、県の2019年度予算編成に向けた要望書を黒岩祐治知事に提出した。7月の西日本豪雨を受け、河川整備など防災対策の強化をはじめ8項目を重点要望とした。
教育施策では、小学校でのプログラミング、外国語教育への対応を踏まえ、教員定数の充実、外国語指導助手の配置に向けた財政的措置を要望。厚木基地周辺の騒音対応の強化として事前の情報提供などを国へ働き掛けるよう訴えたほか、有害鳥獣対策の強化、待機児童対策のための補助制度創設などを求めた。
冨田会長は「県民生活に関わること。ぜひお聞き届けいただきたい」と要望書を手渡し、黒岩知事は「ご期待に沿えるよう知恵を絞りたい」と述べた。
また、全国町村下水道推進協議会県支部(支部長・湯川裕司山北町長)も下水道整備促進に関する要望書を提出した。