ごみ出しでも感染防止に協力を─。小泉進次郎環境相(衆院11区)は28日の会見で、新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、家庭ごみを排出する際に収集作業員に配慮するよう要請した。「生活の大切なインフラを守っている皆さんに感染のリスクが及ばないよう、一人一人が取り組んでほしい」と呼び掛けた。
小泉氏は、使用済みのマスクやティッシュペーパーなどを入れたごみ袋が収集時に破れた場合、作業員の感染リスクが高まると指摘。ごみ出しの際はごみ袋の容量に余裕を持たせたり、袋の中の空気を抜いたりして、破裂を防ぐ工夫を求めた。また、ごみ袋に「ありがとう」などと書き込み、作業員への感謝を伝える動きがあることも紹介した。
環境省は新型コロナに感染した疑いがある人が家庭でマスクや鼻水の付いたティッシュなどを捨てる場合、ごみには直接触れず、ごみ袋はしっかり封をするよう呼び掛けている。