政府は27日の閣議で、横浜市で開催する第7回アフリカ開発会議(TICAD)の日程を、来年8月28~30日とすることで了解した。日本とアフリカ各国の首脳が参加し、経済の多角化や感染症対策など幅広い分野の協力を話し合う。
菅義偉官房長官(衆院2区)は閣議後の会見で「アフリカは21世紀最大のフロンティア。会議の開催を通じ、わが国として官民を挙げてアフリカ自身が主導する発展を力強く後押ししていきたい」と述べた。
同期間にアフリカの医学研究に貢献した個人や団体をたたえる「野口英世アフリカ賞」の第3回授賞式も実施する。
TICADの横浜開催は第4回(2008年)、第5回(13年)に続いて3回目。河野太郎外相(衆院15区)は会見で、開催準備のため今年10月6、7の両日に東京都内で閣僚会合を開催すると明らかにした。
横浜市の林文子市長は「昨年6月に横浜開催が決定して以来、アフリカとの技術協力やビジネス交流、市民交流などさらなる関係強化に力を注いできた。取り組みをより一層充実させ、オール横浜で開催の機運を盛り上げたい」とのコメントを出した。