
横須賀市は23日、新型コロナウイルスの感染を調べるPCR検査の検体採取を専門に行う「横須賀PCRセンター」を報道陣に公開した。県内初の集合検査場で24日から運営を開始する。
市救急医療センター(同市新港町)の駐車場に、箱形の検査ブースを2台設置。看護師らがブース内から腕を出し、外に座る受診者の粘膜から検体を採取する「ウォークスルー方式」を採用し、検体は市健康安全科学センターで検査される。
PCRセンターでの検査は、帰国者・接触者相談センターで、検査が必要と判断された市民だけが利用できる。開設は日曜を除く一日6時間(土曜は3時間)で、検査能力は1日36件程度。検査ブース数を今後追加し、検査数を増やしていく予定という。
現在は市内の3病院(帰国者・接触者外来)で検体を採取している。センターで検体採取を一括して行うことで、感染患者を受け入れている病院の負担軽減や院内感染防止につなげる。
県内では厚木市や藤沢市も検査センターを新設する予定で、藤沢市は車の窓越しに検体を採取する「ドライブスルー方式」を採用するという。
