
学習や子育て支援の機能、屋内球技で活用できるアリーナを備えた大和市の北部文化・スポーツ・子育てセンター(愛称「市民交流拠点ポラリス」)が8月1日、同市中央林間1丁目にオープンする。健康維持や多世代交流を基本コンセプトとし、市北部の市民交流の新拠点となる。
ポラリスは市営緑野住宅跡地の市有地に建設され、総事業費は2017、18年度の当初予算ベースで計約27億9600万円。敷地面積は約5560平方メートル、延べ床面積約3940平方メートルで、鉄骨造り3階建ての建物だ。
1階は机とテーブルが並び読書や自習ができる市民交流スペース、三つの会議室、用途に応じて3区画に分けられる多目的室、子育て世代の交流スペース、絵本を備え主に乳幼児を対象としたプレールームが設けられる。同ルームは授乳室などと一続きになっている。
2階のアリーナは、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、フットサル、ハンドボール、卓球に対応する。
屋外には公園「星の子ひろば」を整備。滑り台やネットを登って遊べる機能を備えた大型の複合遊具が設置されている。
市は発災時の帰宅困難者の受け入れを想定し、施設内に防災備蓄庫を完備する。非常食、防寒用資機材を常備する考えで、最大700人程度の受け入れが可能となる。
管理運営については指定管理者制度を導入。市文化創造拠点「シリウス」と同じ共同事業体「やまとみらい」が運営する。
市は「市北部には大規模な市民交流拠点がこれまでなかった。小さな子どもからお年寄りまで多く利用してほしい」とし、多世代の利用を呼び掛けている。
中央林間駅から徒歩約3分。会議室、多目的室、アリーナの利用は有料。オープン初日の8月1日は正午から一般開放する。年末年始(12月29日~1月3日)は休館。開館時間は午前9時~午後9時半。