韓国の超党派国会議員の一行が3日、小田原城(小田原市城内)を訪れ、天守閣などを視察した。
訪問したのは、2日に東京・味の素フィールド西が丘で開催された日韓国会議員によるサッカー大会に参加した韓国チーム(金學容団長)の約20人。天守閣の諏訪間順館長や、自民党の牧島かれん氏(衆院17区)らの案内で、住吉橋から銅門、常盤木門SAMURAI館などを見学した。天守閣では展示パネルで小田原と東京の位置関係を確認したり、小田原城と豊臣秀吉との関係を諏訪間館長に次々と質問したり、関心の高さがうかがえた。
小田原城は初めてという李憲昇副団長(56)は「天守閣からは全市内を見渡すことができ、戦略的な要衝だったことが分かる」と感嘆。「小田原は韓国人には知られていない。東京からわずか1時間半。箱根と結んだ観光スポットにしたら、もっと多くの韓国人が訪れるのではないか」と語った。
一行は4日、箱根町の箱根神社や大涌谷を視察する。