国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として、アフリカ南東部の島国マダガスカルに派遣される平塚市在住の中島啓二さん(32)が20日、市役所を訪問し、落合克宏市長に意気込みなどを語った。
市立花水小学校などで教員として10年間勤務した中島さんは、初の海外赴任。東海大に通う留学生との交流などの経験を生かし、現地で教員の指導技術を向上させたり、就学率の改善につなげるのが目標という。
「マダガスカルでは非正規の教員が7割と聞いている。ワークショップや講習のコーディネートなどに取り組みたい」と中島さん。現地では国の教育機関に属し、各地で授業計画策定や補助教材の開発などに当たるという。7月2日に出発し、2020年3月まで派遣される。
落合市長は「平塚に戻ったら現地での経験を生かし、グローバルな視点で市内の教育に貢献してほしい」と激励した。