横浜市鶴見区のJR生(う)見(み)尾(お)踏切で2013年に起きた死亡事故を受けて、近隣の生麦第二地区連合会などは21日、市が踏切廃止を含む方針決裁を行っていたことに対する抗議文を林文子市長宛てに提出した。
市は14年、踏切を廃止してその真上に新たな歩道橋を整備する案を同連合会側に提示。同連合会は「利便性を損ない、地域の分断と衰退をもたらす」として踏切の存続などを求めている。
抗議文では、市が同連合会側との話し合いに応じないまま計画を策定し、踏切廃止の方針を決定したと主張、謝罪と方針転換を求めている。
抗議文を受け取った市道路局は「踏切廃止で安全を確保できるのではないかという市の考えは変わっていない。引き続き地域の方々との対話を大事にしていきたい」としている。