横浜市は1日、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)の広報動画を市のホームページで公開した。約450万円をかけ、市が実現を目指すIRを約20分で紹介している。
動画は6章で構成。「横浜がIRを誘致する理由」では、事業者が提供した情報を元に、年間訪問者数(2千万~4千万人)、建設時の経済波及効果(7500億~1兆2千億円)、年間の増収見込み(820億~1200億円)などを挙げ、「IRは経済的・社会的に大きなメリットがある」と説明している。
「依存症・治安等への対策」では、マイナンバーカードの提示や6千円の入場料の徴収など、IR整備法に盛り込まれたギャンブル依存症対策を紹介。市は▽依存症への総合的な取り組み▽予防教育の実施▽事業者や専門機関との研究▽調査による実態把握-の四つの取り組みを進めるなどし、「安全・安心の横浜モデルを構築する」とした。
IR推進課は「幅広い世代の市民に閲覧してもらい、理解を深めてもらいたい」と話している。