逗子市は4月、バブル崩壊の影響で就職難だった「就職氷河期世代」を対象にした職員採用試験を初めて実施し、土木職1人を募集する。
氷河期世代は、就職難だった1990年代半ばごろから約10年間に大学などを卒業し、現在30代半ばから40代半ばごろの世代とされる。雇用環境の厳しさから安定した職に就けなかった人も多く、国や自治体で支援や採用の動きが広がっている。県内では県が事務職で採用を受け付けている。
逗子市の試験の対象は、74年4月2日~85年4月1日に生まれ、高校以上を卒業し、契約形態は問わず土木関係の職務経験が通算3年以上ある人。4月下旬から適性検査や面接などを行い、原則今年7月1日以降から勤務する。
市では土木職の人材不足も課題で、市職員課は「雇用環境が厳しかった世代で、当時公務員を目指していた方もいたはず。逗子に思いのある方に活躍していただけたら」と呼び掛ける。
4月6日から窓口か郵送で申し込む。詳細は市ホームページで。問い合わせは同課電話046(873)1111。