厚木市は6日、沖縄県糸満市と8月に友好都市締結することにちなみ、夏季に軽装で働く「クールビズ」期間中に沖縄の夏の正装「かりゆしウエア」の導入を検討していることを明らかにした。同日の市議会本会議で、田上祥子氏(公明)の一般質問に答えた。
市では友好関係を深めていく一環として、導入の可否や導入する場合の調達方法などの検討を進めていることを説明。市民にも身近に着用してもらうきっかけをつくろうと、市内での販売ルートの確保に向けて「関係機関との調整も図っている」とした。
8月4日に開催予定の市最大のイベント「あつぎ鮎まつり」に合わせ、糸満市関係者を迎え、友好都市の盟約書を結ぶ予定。
糸満市は沖縄戦争の終焉(しゅうえん)の地として知られ、厚木市は平和を考える市民交流などに生かすという。この日の本会議では、各部からアイデアが出され、中高生の訪問交流、子ども向け美術作品展への出品要請などが挙がっていた。