開成町は20日から、まちづくりについて町民と意見交換する「まちづくり町民集会」を開く。前年度に続き、「新庁舎建設」をテーマに据え、町幹部が事業の進捗(しんちょく)状況を説明する。
現庁舎は1970年4月に町民センターとして完成。87年に現・町民センターと保健センターを建設し、89年に各種団体施設を増築した。老朽化が進み、国が必要と定める耐震性能を下回る部分もあるほか、窓口機能が分散しているなどの課題を抱えている。
東日本大震災を契機に、町は学識経験者や町民らでつくる委員会に庁舎整備の在り方について諮問。「現在地での新築が最適」との答申を受け、今年3月に▽安全・安心▽開かれた庁舎▽地球環境に優しい-など五つのコンセプトを基本方針とする新庁舎建設の基本構想と基本計画を、6月には基本設計をまとめた。
町民集会では、基本設計を中心に完成予想図なども示しながら、府川裕一町長らが説明する。集会は全自治会の地域集会施設を会場に、11月13日まで計13回開く予定。問い合わせは、町企画政策課電話0465(84)0312。