振り込め詐欺など特殊詐欺の撲滅キャンペーンが10日、相模原市中央区のJR上溝駅周辺で行われた。封筒に入れさせたキャッシュカードを盗んで現金を下ろす手口で被害が発生していることから注意を呼び掛けた。
キャンペーンには相模原署員や相模原防犯指導員が参加。手口が書かれたちらしを封筒に入れて通行人に配布し、「最近封筒を使った詐欺被害が増えています」と声を掛けた。
今年に入り4月末までの管内の特殊詐欺の認知件数は11件で、被害総額は約1200万円に上る。1月には警察官などを名乗る男らから「あなたの口座が詐欺に使われている。キャッシュカードの暗証番号を教えてください」などと電話があり、カードの入った封筒を自宅の郵便受けに入れさせて盗み、現金約90万円が下ろされる被害が発生している。