
座間市上下水道局の新庁舎が同市緑ケ丘1丁目に完成し、4月2日から業務を開始する。今月20日には竣工(しゅんこう)式が開かれ、関係者が完成を祝った。
庁舎は鉄骨造り4階建てで、延べ床面積は約1180平方メートル。1階には水道料金徴収窓口のお客様センターとコンビニ、3・4階に水道施設課など同局関係各課が入る。一部の壁には染色工場の廃棄物が原材料のリサイクル素材を活用した。
効率的な事業実施を目指して民間事業者が建設・維持管理などに参加する公民連携(PPP)の手法を採用。民間事業者所有の施設として建設され、市がリース料を支払い賃借する。設計・建築を含めた契約期間は21年間で、期間満了後は建物の所有権が市に無償譲渡される。市は事業者として「大和リース横浜支店」と5億2200万円で契約した。
竣工式で遠藤三紀夫市長は「(PPPを採用したので)短期間に整備された。公民連携の追い風になる」と話した。