小田原市消防本部は4月、携帯電話やスマートフォンを活用して文字で緊急通報ができる「NET119緊急通報システム」の運用をスタートさせる。聴覚や発語に障害がある人への対応を迅速化するのが狙いで、3月に対象者向けの説明会を開く。
同システムは、携帯電話やスマホで「救急か、火事か」「現在地はどこか」などを画面で選択、入力するほか衛星利用測位システム(GPS)による位置情報も合わせ、情報を指令センターに伝えることができる。聴覚や発語に障害があり、音声での緊急通報が困難な人も利用できる。利用は無料だが、事前の利用者登録と携帯電話などの専用アプリケーションが必要になる。
登録説明会は、3月7日は午前9時半、午後0時半の2回、おだわら市民交流センターUMECO(小田原市栄町)で開催。同8日は午前9時半、午後1時半の2回、松田町民文化センター(松田町松田惣領)で開かれる。対象は聴覚障害または発語障害がある管内2市5町(小田原、南足柄市、足柄上郡)の在住者。アプリをインストールする携帯電話などを持参する。
参加希望者は、▽第3希望までの日時▽氏名▽住所▽ファクス番号(電子メールアドレス)▽身体障害者手帳の種類─を記載の上、ファクス=0465(49)2591=か電子メール(jouhou@city.odawara.kanagawa.jp)で申し込む。締め切りは2月21日。