横浜市の林文子市長は23日、東名高速道路と第3京浜道路を結ぶ自動車専用道路「横浜環状北西線」の整備について、開通時期を2020年東京五輪・パラリンピックまでに前倒しすることで、約600億円の経済効果が生じるとの試算を明らかにした。
市道路局によると、北西線の開通で東名高速道路から大黒ふ頭までの移動時間が約20分短縮。保土ケ谷バイパスなどの周辺道路も混雑緩和が見込まれることから、移動時間の短縮や燃料費の低減などで約600億円の経済効果が見込まれる。
北西線の開通時期は当初21年度末を予定していたが、1年9カ月前倒しして東京五輪・パラリンピック開幕前の開通を目指している。
林市長は「北西線の整備効果は大きく、横浜の魅力をさらに高める。東京五輪(・パラリンピック)までに確実に開通できるよう引き続き全力で取り組む」と述べた。同日の市会本会議で横山正人氏(自民党)の質問に答えた。