厚木市は、民法改正で成年年齢が18歳に引き下げられる2022年度以降も、成人式の対象を20歳にすることを決めた。
市は22日、23年1月に実施予定の式典について発表した。名称は「厚木市成人式『はたちのつどい』」から、「厚木市はたちのつどい」に変更する。
引き下げを前に、市は成人式の対象年齢を検討。▽20歳が定着している▽20歳未満の飲酒や喫煙は依然、禁止されている▽18歳にした場合、進学や就職を控えた本人や家族の負担が大きく、参加者が減少する懸念がある-ことなどから、従前通りにした。
同日の会見で、小林常良市長は「20歳は区切りが良い」と述べた。
市によると、これまでに県内6自治体が引き下げ以降も20歳を対象にすることを表明。18歳に引き下げるとしたのは、全国でも三重県伊賀市など少数にとどまっている。