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ものづくりの街PR動画 綾瀬市、地元6社を紹介

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2018年1月22日(月) 10:10

ものづくりを題材にしたPR動画の一場面(綾瀬市提供)
ものづくりを題材にしたPR動画の一場面(綾瀬市提供)

 綾瀬市は市内製造業のPR動画を作成し、今月から市のホームページで公開している。政令市を除いて県内自治体で最も製造業者が多い市の特長をアピールしようと、製造現場の様子を紹介し、技術継承を目指す職人が思いを語る内容となっている。

 市内には2016年6月時点で374の製造業者が拠点を置く。市は市内全域を「あやせ工場」に見立てて、技術力向上・雇用確保を目的に合同入社式・研修会、市内事業所のベテラン従業員を講師とした市内在勤者向けの講座などを実施。製造業者同士のつながりを深め、市の魅力としてPRを続けてきた。

 今回の動画は工業がテーマで、昨年7月ごろから市職員が撮影を始め、今月完成した。映像は4分程度で、ギターの弦を押さえるための部品「フレット」、ベビーシート・新幹線のテーブル、ソーセージ、バス上部に設置する行き先の表示枠などをそれぞれ手掛ける6事業者を紹介している。

 市工業振興企業誘致課によると、市内製造業は全体の4割を占める自動車関連が中心との印象を抱かれることが多いことから、「さまざまな物が作られていることを伝えたい」と事業者を選んだという。

 映像には、市内の若手技術者向けの講座で講師役を務めるベテランの技術者が「社内の人にぜひ(学んだ技術を)教えてもらいたい。そうしないと綾瀬の技術がなくなっていくのと同じ」と思いを語る場面も映し出される。

 工夫したのは演出。くり返し見てもらえるよう、古塩政由市長が複数の場面にさりげなく登場している。市秘書広報課は「どの場面に出ているか一目では分からないと思うので見返してもらいたい。(映像を通して)ものづくりや市への関心を持ってもらえれば」と期待を寄せている。

 
 

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