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公明党の吉岡・川崎市議 政治資金収支報告書を10年間、未提出

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2017年12月26日(火) 02:00

 公明党川崎市議の吉岡俊祐氏(61)=中原区=が資金管理団体の政治資金収支報告書を2007年分から10年間にわたり、県選挙管理委員会に提出していなかったことが25日、分かった。吉岡氏は離党し、同日付で議員辞職した。

 政治資金規正法は収支報告の届け出義務を課し、未提出の場合、5年以下の禁錮または100万円以下の罰金を科すとしている。

 党県本部の会見の説明によると、吉岡氏は「吉岡としすけ後援会」の07年度分の収支報告書を提出した際に県選管から修正を求められたが、再提出せず、翌年以降も提出しなかった。

 吉岡氏は今年11月末ごろに党県本部に未提出の事実を申し出た。党県本部などに「自身の怠慢によるもの。弱い自分に負けてしまった」と話しているという。

 規正法では2年続けて未提出だった団体は無届け団体として扱われ、寄付の受領や支出が禁じられるが、吉岡氏は市議選前などに党県本部からの選挙資金計151万5千円の提供も後援会名の領収書を出して受けていた。

 吉岡氏は03年に市議に初当選し4期目だった。会見した党県本部幹事長の谷口和史県議は「明らかに法令違反に当たる。所属議員が市民の皆さまにご迷惑をお掛けし、心からおわびを申し上げたい」と陳謝した。

 吉岡氏は書面でコメントを出し、「議員として最も基本的な義務を怠ったことを深く反省している。これ以上、迷惑をお掛けすることはできないとの思いに至り、議員辞職した」とした。

 
 

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