横浜市は22日、さいたま市の風俗店火災を受けて、市内で風俗営業を営む特殊浴場に緊急立ち入り検査を行った結果、対象23施設の全てで計130件の消防法違反が見つかったと発表した。
市消防局は19~22日に検査を実施。消火器や自動火災報知設備などの消防用設備の維持管理の不備が30件と最多で、避難に必要な施設の維持管理不良が21件、防火設備の維持管理不良も19件で続いた。
検査には建築局職員も同行し、階段室の防火戸の不備や屋上の小規模な増築など15施設で計29件の建築基準法違反が見つかった。
市は違反のあった施設に対し、改善計画の提出を求め、早急な是正を促す。