国税庁などが主催するコンクール「2017年度中学生の『税についての作文』」の東京国税局長賞に、川崎市立川崎高校付属中学校(川崎区)3年の本田りかさんが選ばれ、12日に同校で賞状が贈られた。
本田さんは作文で東日本大震災後に祖父母が住む福島県を訪れた時に目にした光景と復興特別税の役割を記載。「震災もすぐに風化して忘れ去られるが、この税金はずっと先まで続き、被災者と私たちとをつないでくれる」と希望を込めた。
いずれも同校3年の村松夏実さん(川崎南税務署長賞)、田中紅葉さん(川崎小売酒販組合南支部長賞)と共に中野繁昭・同税務署長から賞状を受け取ると、「福島県のことを伝えることができ、賞も頂けてとてもうれしい」と話していた。