自民党の義家弘介・前文部科学副大臣(衆院16区)が15日の衆院文部科学委員会で質問に立った際、加計学園問題を巡って安倍晋三首相や文科省を追及する野党やメディアの姿勢を「結論ありき」などと批判した。
「(問題の)経緯を細かく把握している」。義家氏は自らの立場をそう説明した上で、「恣意(しい)的な報道を繰り返したマスコミ、野党の根拠はないが結論はありきの追及にじくじたる思いを抱いてきた」と発言。設置認可の経緯を逐一たどり、プロセスには何ら問題がないと強調した。
義家氏は8月まで文科副大臣を務めていた。自身も関与した行政手続きの正当性を訴えた形だが、菅義偉官房長官(衆院2区)は同日の定例会見で「(既に)内閣を離れている。全く問題ない」との認識を示した。