公明党の古屋範子氏(衆院比例南関東)は3日の衆院環境委員会で、食べ物が無駄に捨てられる「食品ロス」削減に向け、ドギーバッグ(持ち帰り用容器)普及の必要性を訴えた。
古屋氏は10月の食品ロス削減推進法施行を踏まえ、「事業者や消費者は食品ロスの削減に積極的に取り組むことが求められている」と指摘。環境省としてドギーバッグを根付かせる施策を推進するよう求めた。
小泉進次郎環境相(衆院11区)は「アメリカではドギーバッグで食べ残したものを持ち帰れる」と自身の米国留学時代の経験を紹介。「残ってしまったときに持ち帰ることが当たり前の社会にしたい」と強調した。一方、事業者側には持ち帰る間に食材が傷むなど食中毒への懸念があるとして「(消費者側の)自己責任として整理していることを浸透させたい」と述べ、適切な情報発信に努める考えを示した。