
立憲民主党や国民民主党などに所属する野党の若手議員グループ「直諫(ちょっかん)の会」が、統一会派を結成する野党4党派の執行部に対し、早期の党合流を求めることが3日、分かった。近く各執行部に申し入れるという。
関係者は「桜を見る会」の問題の顕在化や大学入学共通テストでの英語民間検定試験導入見送りなどについて、「臨時国会で統一会派を結成した成果」と強調。「安倍政権に対抗するために4党派は早期に一つの党になるべきだ」とし、次期衆院選に向けて野党結集は不可欠と訴える。
立民と国民の両党内では、年内を視野に早期合流への期待が高まっている。ただ、国民の玉木雄一郎代表は、当面は衆参両院の統一会派の活動にとどめるべきとして慎重姿勢を示している。
直諫の会は、衆院当選4回以下の12人が10月に設立した。