
磯子区は、人生の終幕を見据えて自分の意思を書き留める「エンディングノート」の保管場所を、家族らに伝えるためのカードを作製した。財布などに入れて携帯でき、万が一のときに見つけやすいよう、免許証と同じサイズにした。
カードは縦5・5センチ、横8・5センチ。上部に「私はエンディングノートを書きました」と記され、その下に保管場所や氏名などを書き込む欄を用意した。
エンディングノートに法的効力はないが、認知症を発症するなどした際、事前に用意しておけば、医療や葬儀に自分の意思を反映しやすくなる。区の担当者は「エンディングノートの内容を、家族などに『伝えること』がとても大切。意思を尊重させるために活用してほしい」と話している。
カードは原則、区在住・在勤者が対象。区役所や区内の地域ケアプラザの窓口で配布している。