
共産党県委員会の田母神悟委員長は2日、新党「立憲民主党」の設立メンバーとなった民進党の阿部知子前衆院議員が出馬予定の12区に、対抗馬を擁立しない考えを表明した。一方、希望の党については「自民党の補完勢力でしかない」と指摘、民進から移籍する立候補予定者の選挙区に擁立している共産候補は取り下げない方針を示した。
共産は12、18区を除く県内16選挙区に擁立していた。15区は社民との候補者一本化で取り下げる方針。18区については、民進系元職が希望の公認候補として出馬する場合は「対抗馬を新たに立てる」とした。
田母神氏は立憲民主党について「リベラル勢力が結集し、組める相手。勇気を持って希望に行かないと立ち上がる人たちとの連帯を示す」と説明。他でも立憲民主党に参加する民進系候補予定者の選挙区では連携していく考えを示唆した。