
横須賀市のペットなどを火葬・焼却する小動物火葬施設の廃止について、市は20日、市議会12月定例会に予定していた関連条例案の提出を延期することを正式に決めた。
市によると、上地克明市長が19日、廃止撤回を求めている市動物愛護協会の代表らと面会。市は廃止の理由の一つとして地元から焼却炉の更新を望まない声があることを挙げたが、代表らから施設継続を望む意見が地元にもあると聞き、延期を決めた。
市長は18日の市議会9月定例会本会議で、延期を示唆する答弁をしていた。
この問題を巡り、廃止を訴えていた小林伸行市議(よこすか未来会議)がブログで不適切な書き込みをしたとして、板橋衛議長は19日、口頭で厳重注意した。小林市議はペットについて「カネで買ったものを『家族』と呼ぶことには強烈な違和感がある」などと書き込んでいた。