横須賀市と県は3日までに、2021年春に予定される「第32回全国『みどりの愛護』のつどい」の市内開催を誘致する方針を決めた。候補地として、同市深田台の横須賀中央公園と市文化会館を想定。2者は今年12月末までに国土交通省に申請する。
市は1972年、緑地の保全や育成などを明記した緑地条例(現みどりの基本条例)を全国に先駆けて制定。2001年に中核市に移行した。
21年は条例制定から半世紀、中核市移行から20年と節目が重なることもあり、次世代にも都市緑化推進の取り組みを継承するため、つどいを誘致することを決めた。
つどいは、都市緑化の意識を高め、緑豊かな住環境づくりなどを推し進めるため、1990年から始まった。緑地の保護・育成に尽力する団体など、例年約1500人が参加している。県内では2009年に横浜動物の森公園(横浜市旭区・緑区)で開かれ、当時の皇太子さま(現天皇陛下)と皇太子妃雅子さま(現皇后陛下)も出席した。
つどいの開催地は来年3月末までに正式決定する予定。