三浦市は25日、大規模地震を想定した図上訓練を市役所で行った。職員約60人が参加し、発災直後の情報共有体制などを再確認した。
訓練は、三浦半島東方沖でマグニチュード(M)7・2の地震が起き、市内で震度7を観測したと想定。小規模の津波が発生、三崎地区で住宅火災が起きたほか、市内全域で家屋倒壊が相次ぎ、国道や県道が通行できなくなっているといった被害状況を図上で整理し、庁舎内や関係機関と情報共有した。
また、参加者に訓練内容を事前に伝えず、即応力強化を図る訓練も行った。市防災課の担当者は「部署ごとの対応、情報共有がスムーズにできた。今後も訓練を継続し、災害対応のさらなるレベルアップを図りたい」と話した。