10月22日投開票の川崎市長選に向け、公明党市議団(沼沢和明団長)は25日、団会議を開き、再選を目指す福田紀彦市長(45)を支援する方針を決めた。今後、福田氏と話し合い、選挙における支援内容や政策面の擦り合わせを行う。
2013年の前回市長選では、公明党は自民、民主両党と元総務官僚の新人を3党相乗りで推薦し、政党推薦を受けなかった福田氏に敗れた。
同日の団会議では、沼沢団長ら代表者が福田氏と意見交換した内容が報告された。福田氏が1期目で取り組んだ中学校完全給食や小児医療費助成対象の拡大などの評価も踏まえ、再選支援の方針を確認した。
福田氏本人は政党の協力に歓迎の意向を示す一方、「選挙で政党推薦を受ける考えはない」とも話しており、具体的な支援内容は今後調整する。同市議団は2期目のマニフェスト(政策公約)に反映されるよう政策要望も併せて行う方針。
現在、市長選に出馬表明しているのは福田氏のみ。自民党川崎市連、労働団体の川崎地域連合が福田氏支援の方針を決めている。