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再出発を後押し 県と県教委、高校中退者の進路支援

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2019年7月3日(水) 05:00

 高校を中途退学した生徒の孤立と貧困の防止に向け、県は2日、中退後の進路を総合的にサポートする事業に乗り出す方針を明らかにした。県教育委員会と連携し、進学や就職などに関する相談に専門スタッフが対応。学校の目が届かない若者を行政が福祉的側面から支え、将来に向けた再出発を後押しするのが狙いだ。夏休み明けにもスタートさせる考えで、全国でも例がない取り組みという。

 県教委によると、2017年度の県内における公立全日制、定時制、通信制高校の中退者は計2920人。▽学校生活に熱意がない▽授業に興味が湧かない-などの学業不適合をはじめ、別の高校への編入や就職を希望する進路変更が主な理由で、ここ数年は横ばいで推移している。

 目的を見失った中退者は社会とのつながりを断ち、引きこもり状態となって孤立する傾向が少なくない。経済的自立の準備も不十分で、貧困など生活困窮に陥る可能性も高いとされる。学校現場では授業の魅力アップやスクールカウンセラーと連携した対策を講じてきたが、より重点的なセーフティーネットの構築が求められていた。

 新たな事業は、総合相談窓口の開設が柱。臨床福祉士ら専門相談員が中退者の進学や就職に関する選択肢を示し、将来の進路を決められるよう助言する。また、相談員が高校に出向いて在学中から生徒とコミュニケーションを深めるほか、無料通信アプリ「LINE(ライン)」を活用するなどし、中退後も相談しやすい環境を整える。

 在学中は学校のサポートを受けられるが、中退後は地域や行政の支援対象からも外れがちな若者をどう支えるか-。県は「一人でも多くの中退者を相談につなげ、将来に向かって幅広い選択肢から自分で進路を決められるよう、きめ細かな支援をしていきたい」としている。

 同日の県議会予算委員会で、米村和彦氏(立憲民主党・民権クラブ)の質問に答えた。

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