高齢ドライバーによる重大事故が全国で相次ぐ中、横須賀市の上地克明市長は25日の会見で、アクセルとブレーキのペダルの踏み間違いによる急発進を防ぐ装置の取り付けに対し、費用の一部を補助する制度創設を検討していることを明らかにした。
市によると、市販されている装置は安価なもので約3万円で、市は5割程度を助成できないか、現在検討している。まとまれば、市議会9月定例会にも議案を提出したい考えだ。
市長は、実父が90歳の時に事故を起こすことを心配して運転をやめさせた自らの経験に触れ、「『免許を返納して』と言っても、現実に説得するのは難しい。何か対策が必要で、補助制度も考えないといけない」と述べた。
装置の取り付けを巡っては、東京都の小池百合子知事が費用の9割を補助する方針を明らかにしている。