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水陸両用バスなど事故多発 お台場や山中湖、注意呼び掛け

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2019年6月18日(火) 20:20

訓練で、航行中に機関停止したと想定した水陸両用バスから船に乗り移る乗客役=横浜港、2017年3月撮影
訓練で、航行中に機関停止したと想定した水陸両用バスから船に乗り移る乗客役=横浜港、2017年3月撮影

 国土交通省関東運輸局(横浜市中区)は、観光用の水陸両用バスなど旅客船の事故が5月中に4件相次いだとして、管内の事業者に注意を呼び掛けている。横浜港では、事故は起きていないが水陸両用バスの人気は高く、事業者は航行中に機関停止したなどさまざまな想定での訓練を定期的に行っている。

 山梨・山中湖と東京・お台場海浜公園では、いずれも水陸両用バスが上陸に失敗し、車輪が乗り上げて動けなくなる事故が発生。バスに取り残された乗客らは船で救出された。

 栃木・中禅寺湖では、観光客を乗せたモーターボートと釣り船が衝突。ボートの船長は小型船舶操縦免許の有効期限が切れ、船客傷害賠償責任保険を更新せずに運航していた。山梨・河口湖でも観光客を乗せたモーターボートとプレジャーボートが衝突した。

 同局の担当者は「事故のほとんどはヒューマンエラー(人為的ミス)によるもの」と指摘する。同局はいずれも事業者に対して海上運送法に基づく特別監査を行い、安全対策を改善するように命じた。

 同局によると、管内の旅客船の事故件数は一昨年は2件だったが、昨年は14件と大幅に増えた。担当者は「今年は既に6件と、昨年と同様のペースで事故が発生している。旅客船はひとたび事故が発生すると大きな被害が予想されるので、安全運航と事故防止の徹底を」と呼び掛けている。

 
 

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