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愛川・半原水源地跡活用 計画一部見直しへ

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2019年6月7日(金) 05:00

温浴施設などを備えた拠点づくりが計画されている半原水源地跡地=愛川町半原
温浴施設などを備えた拠点づくりが計画されている半原水源地跡地=愛川町半原

 愛川町の小野澤豊町長は6日、温浴施設などを備えた観光・産業連携拠点として事業化を進める半原(はんばら)水源地跡地(同町半原)の利活用について、2017年度に策定した基本計画の一部を見直したことを明らかにした。利便性や採算に配慮し、別棟だった温浴施設と物産販売所を複合施設に転換するなどした。近く公表し町民説明会も開く考えだ。

 同日の町議会本会議で、井上博明氏(共産)の一般質問に答えた。

 小野澤町長は、基本計画の見直し案について、複合施設化のほか、より多くの来場客を受け入れられるように駐車場スペースの拡大を図り、大型バスの駐車スペースを確保したと説明。議会側から求められていた事業全体の概算費用の算出に取り組んでいることも明かした。

 また、小野澤町長は施設整備前のスケジュールにも言及した。19年度は利活用に向けて町のパートナーとなる事業者の募集選定に向けた準備に取り組み、20年度は跡地内に残る四つの巨大な沈殿池の埋め戻し工事に着手するとした。埋め戻し工事は、建設発生土を受け入れることで埋め戻し材の購入などを避ける。

 将来的に町の財政を圧迫するのではないかとの懸念が出ていた事業費の考え方についても、町は「全てを町が負担するということでなく、可能な限り民間活力の導入を視野に入れる」と重ねて説明。施設整備には国、県の交付金や補助金、地方債の起債、建設発生土の受入金などを充てる考えで、運営も民間が担い、事業収益金の一部を町に納付してもらう手法を検討中とした。

 
 

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