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学習支援2拠点増設 教育格差解消へ横須賀市

政治・行政 | 神奈川新聞 | 2019年6月5日(水) 13:42

講師から個別指導を受ける学習支援の受講生 =横須賀市大津地区
講師から個別指導を受ける学習支援の受講生 =横須賀市大津地区

 横須賀市が、生活困窮世帯の市立中学3年生の受験勉強を支援する取り組みを強化している。生徒が勉強を教えてもらえる、市内5、6カ所目となる拠点を5月、大津と衣笠地区にそれぞれ新設。2021年度までに、さらに3カ所増やす考えだ。これまでに参加した生徒は全員が高校や専門学校に進学しており、市は市内のNPO法人と協力し、教育格差のさらなる解消を目指す。

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 大津地区の拠点で20日、初めての学習支援が行われ、中3の生徒13人が参加した。3、4人ずつに分かれ、英語や数学の問題集を解き、分からない問題を近くにいる講師に積極的に質問。勉強を頑張る子どもたちに、大滝町会(同市小川町)から、おにぎりと冷たいお茶の差し入れも届いた。

 男子生徒(15)は「(講師の)教え方が丁寧ですぐに質問できるので、苦手な部分にも気付きやすい。ここで学んだことを学校や自宅での勉強に生かしたい」と話した。

 市は2016年度、就学援助費受給世帯の市立中学3年生を対象に学習支援を始めた。18年度までに浦賀、中央、長井、追浜の4地区に拠点を開き、退職した中学校教諭らでつくるNPO法人「こどもの夢サポートセンター」に運営を委託。法人のメンバーが原則、週1回、テスト前や夏休みなどは2回、英語と数学を中心に約2時間、個別指導している。

 法人によると、これまでに83人の生徒が受講し、全員が全日制や定時制の高校、専門学校に進んだ。毎年2月の閉講式では、生徒から「勉強の楽しさを知った」「志望校のレベルが上がった」といった喜びの声が聞かれる。

 法人の鈴木明理事長(69)は「家庭の事情も踏まえ、子ども一人一人に寄り添った指導ができる」と説明。「より多くの子どもが支援を受けられるよう、取り組みを広げていきたい」と話す。

 市は今月15日、衣笠地区にも拠点を開設。元高校教諭らでつくるNPO法人「こどもの未来応援ラボ」(同市)が運営する。21年度までに、さらに久里浜、野比、武山の3地区でも支援を始めたい考えだ。市生活福祉課は「参加した子どもたちは進学後も熱心に学業に励んでいる」と説明。「子どもの可能性を広げるため、今後も支援体制を強化していきたい」としている。

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